ミラノの秋、食欲の秋。。。。

東京芸術劇場での司会初体験(もちろん演奏もしましたが汗)のレポートを書こうと思っているうちに、ミラノでのなんだかものすごく忙しい日々に突入してしまい、あっという間に10月です。

ミラノは今1年で最も充実した季節かもしれません。
日中はまだまだ日差しが明るく、日によっては半そでかタンクトップでもいいくらいの陽気。
それなのに雲が急に出てきて日が翳るととたんに冷たい冷たい風が吹きますし、朝晩はコートなしでは歩けません。そう、、、タンクトップに薄手の皮ジャン、なんて日本では格好つけたロッカーのようになってしまいますが、こちらではもっとも実用的な格好なわけです。

そしておしゃれより食い気の人にとってはポルチーニの季節到来、そして新オリーブオイルの解禁とワインの解禁が待ち遠しくなってくるころ、、、食欲の秋とくれば芸術の秋、、、コンサートやイベント目白押しの毎日なのです。

先月からずっとミラノは日本づくしでした。MITOという、ミラノとトリノで9月に毎日のように開催される芸術祭が日本をテーマにしていたのと、先週開幕したミラノムジカというミラノで一番のクラシック&現代音楽のシリーズが武満徹さんをテーマにしていることもあり、狂言、雅楽、和太鼓、そして沢山の音楽家や事務所の方々が続々日本からおこしになったり、関係者のかたがたと連日美味しいおところにご一緒したりしているうちに、気がつけば胃がかなり大きくなっているような。。。。やばいやばい。

先日は指揮の本名徹次さんがスカラ座に華やかにデビューされました!ミラノムジカ初日ということで、満場のお客さまで染み入るような武満、細川俊夫さんの作品ではハープの吉野直子さんがソリストだったのですが、きめの細かい本当に素晴らしい演奏でした。翌日は本名さんとコンサート大成功のお祝いに馬肉をご一緒して、また胃が一回り。しばらくして吉野さんがこの秋二回目のミラノでの本番のためにミラノに戻られたので、またまた大好きなお店にお誘いして馬肉、、、、、今日も昼夜二つの会食の予定。
明日の便でまた短期帰国をしますが、お米お酒がおいしい新潟に3泊!また食べてしまうに違いない、、、とほほ。そしてイタリアに戻ったころには、ワイン解禁でしょ~これで自制しろというのは酷と言うもの、、、どうしましょう。。。。


そうそう、いろいろと食べたり飲んだりが尽きないのは、お祝い事が重なったからでもあります。
昨年から、若い指揮者たちの練習のお手伝いをしているのですが、そのクラスのカルロ君がオーストリアの国際コンクールで優勝、ジョバンニ君が日本の入野作曲賞に選ばれました。

彼らはすでにイタリア内で活躍中の著名な作曲家だったり音楽学者だったり、演奏家だったりするのですが、その上で指揮の活動も始めているひとたちの集まり。私が彼らと弾いた曲はモーツアルト、ベートーヴェン、ブラームス、シューマン、シューベルト、チャイコフスキーなどの主なシンフォニーは片っ端から、ドビュッシーの牧神の午後、海、シェーンベルクの浄夜、ストラヴィンスキーのペトルーシュカ、プロコフィエフのロメジュリ、、、これを二台のピアノで片っ端から数時間にわたって弾いていくわけで、かなりキツイのですが・・・でも2人の素晴らしいニュースで疲れも吹っ飛びました。

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(彼らの勉強のために、音楽愛好家で著名建築家のフェラーリがご自宅のサロンと二台のピアノを提供してくれています。私もここでコンサートをしたり練習をさせてもらっていますが、ピアノはお母様が使われていたというスタインウエイとタローネ)
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(1年間のクラスの終了パーティ。左から2番目が入野賞のジョバンニ、三番目が指揮コンクール優勝のカルロ。うちの息子もいっちょまえに並んで乾杯!)

受賞と言えば私の生徒でもあり、妹のようなM嬢も先週、グリーグ国際コンクールで特別賞を受賞してきました。このM嬢も時々指揮クラスを手伝ってくれていたので、みんな一度にたくさんのお祝いが続いてほんとにうれしいです!カルロ、ジョバンニ、Mちゃん、みんなおめでとうね!受賞というのはひとつの結果に過ぎないけれど、音楽という答えの見えないものを志す者として、評価を得られたというのは何よりも大きな勇気になるので、それが一番素晴らしいことですね。私も彼らから更なる勇気をもらいました!ありがとう

さて、日本は一週間ほどの短い滞在になりますが、そのあと来月はミラノで録音なのです。二つのプログラミング候補があって、まだ迷っているのですが、それは飛行機でゆっくり考えてみることにしましょう。

ではまた!日本で更新できるかな。。。。?
チャオチャオ!
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by kuroakinet | 2009-10-10 00:54
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