女は強し!

昨日は収録でした。なんと共演のソニアは出産予定日10日前。本当はイタリアでは出産前2ヶ月は女性の勤務は法で禁じられているらしいのですが、これはプロモーションだから法には触れないということで決行。
演奏曲目はフルーティストにすさまじい肺活量を求めるDONATONIのFILI!ドナトーニ没後10年の記念番組のための収録でした。出産10日前ということでおなかの張り出しも相当なもの。写真では黒い服なのであまり目立ちませんが、いつうまれてきてもおかしくない状態。リハーサルで彼女の家に通いましたが、1日ごとにお腹がさがってきていて、もうわたしとしては、収録途中で産気づいたらどうしよう、、、と見守りながら弾くばかりでした。そんな私の心配をよそに、ラストの高音のフォルティッシモオンパレードにところでは、「赤ちゃんがものすごく暴れて痛いわ」とか言いながら、ばりばり吹いていました。とにかく彼女の負担をすこしでも軽く、という気持ちで私の事情でもう一回弾かせて、などとてもいえない気分だったので、普段とは違う緊張でした。

出産後1週間でスイスにコンチェルトを弾きにいったときの自分も、女って出産前後は妙に強くなるものだとわれながらびっくりしたものでしたが、ソニアのやると決めたらやる!という凛とした姿勢に感動しました。彼女は若いのにローマ歌劇場から首席で呼ばれるほどで、引っ張りだこ、ほんとうに忙しいため、出産直前のこの時期、他の仕事を入れられないこの時期にしか収録のための時間がとれなかったということで、こんな時期の収録になったわけですが、録音がおわると颯爽とリュックを背負って電車で帰って行きました。

ドナトーニのこの作品には私は格別の思い出があるのですが、また放送されることになったら書こうかなと思います。

ソニア、おつかれさま。ありがとう!AUGURI!

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by kuroakinet | 2010-04-22 01:44
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