帰国しました!

こんにちは!お久しぶりすぎてブログが腐って?しまっているのではないかと気になって更新に来ました。1年ぶりの長期帰国ということで、もう東京におります。

夏の長期帰国中は、イタリアの長い夏休みを利用して、息子が日本の小学校に通う!という、地味ながら大事な目的があるのですが、普段とは違う場所で私も慣れないので、ペースをつかむまで大変です。もともと私は国際級の忘れ物名人なので。イタリアでは履き替えない上靴だとか、イタリアでは着替えない体操服、とか給食当番とかね。小学校の持ち物が何もかもが違うので、最初の一週間は息子と、あれはどこだ何がいるだ、で大騒ぎしています。やっとこの生活にもペースがつかめたところで、今週末の七夕にチェロの水谷川優子ちゃんとのコンサートがあり、リハーサルが始まりました。
優子姫がブログ用写真、、、とかいって携帯で写真をとっていたので、私もそろそろいくらなんでも更新しようかなと思った次第。
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水谷川優子ちゃんとは実はイタリアの恩師つながりという深い長いご縁があるのです。お互い日本とヨーロッパを行き来する生活を続けていますが、優子ちゃんは夏はヨーロッパ、私は夏は日本、なのでいつもすれ違いなのですが、今回うまくタイミングあって共演できることになりました。久しぶりに一緒に音を出してみて、思わず弾きながらありがとう、と言ってしまいました。だって何も説明しなくっても予想以上の音楽が進むんだもの。
アレンジもラフなままリハーサル始めたのだけれど、するする方向がきまってびっくり。
ピアソラオンリーのコンサートは私自身もすごく久しぶりなのですがとっても楽しみです。



あまりに久しぶりなので、大雑把に近況報告。前回のブログはカルボナーレツアー前だったんですね。公演は過去のツアー以上に盛り上がり、ミラクルなコンサートになり、本人上機嫌でローマに帰りました。お世話になった皆さま有難うございました。
白寿ホールのカルボナーレコンサートレポートはこちら。
おそらくまた来年か再来年にツアーが実現しそうです。

で、そのカルボナーレ最新ライヴCD「ライヴ・イン・東京」が2012年5月号のレコード芸術新譜特選に選ばれたそうです!これももう7月なのに二か月も前の古い話ですみません!古い話ついでにCDのこぼれ話を書きますが、実はこのライブCDのリサイタル、東京公演2日前の大阪公演では「ちょっと休憩したいから君のソロいれろ」と直前にいわれ、更に「明後日東京は予定していた映画音楽全部やめて、プーランクをやろう」と言われ、翌日慌てて楽譜を買いに走り、恐ろしいことに本番の日もリハーサルしてくれなかったという忘れられない公演でした。しかも録音が入っていることも私は知らなかった・・・あとからCDにしますと聞き、怖くてチェックすらできず、どうぞ好きなようにしてください、とお任せしてしまった。そして特選。なんだかはめられた気がしますがまあ結果よしということで喜んでおります。

ミラノの仲間たちに誘われたピアノカルテットは、1年ほど辛抱強くリハーサルやお試しコンサートや、メンバーチェンジなどありましたが、いよいよ本格的に活動を始めることになりました。
今までいろいろな海外のアーチストの伴奏や共演をしてきましたが、固定のアンサンブルメンバーというのは初めてなので、これまた貴重な体験をしています。イタリア人ってこんなに理屈っぽいの、と思うくらいリハーサル中に理論やら理屈を繰り広げますし、喧嘩しているんじゃないのかと思うほど言い合いますし。でもカルテットのあとにソロのコンサートをすると、以前よりいろいろなことが見える自分を実感することもあり、たぶん、いろんな言い合いをしながらもメンバーから素敵な刺激をもらっているんでしょうね。しかし語学的ハンディが私の場合ものすごく大きいので、言い合いになるとみんなの倍エネルギーを消耗するので、なかなか大変です。

ミラノで国際ジュニアコンクールの審査もさせていただきました。これも二度目でしたが、ロシアからもたくさんのジュニアが受けに来て、国際的な素晴らしいピアニストたちと審査会議でいろいろな音楽談義をかわせて、昔の自分には想像もできなかった新しいお仕事体験でした。
そうそう、スクリャービンのソナタ全曲録音計画も地道に進めています。ソナタ以外の小品も織り交ぜながら長期計画で完走したいと思っています。

そう、それからね、日本には私が大事に応援している若いピアニストの卵たちがいるんですよね。彼らと歩む日々もこれまたかけがえのないもので、私がこれまで恩師から頂いた大切な伝統と、かつて不良ピアニストだったためにやってしまった沢山の失敗から得たものを、教えてあげたいと思っているんですよね。彼らはイタリアまで飛んできてくれたりするので、何より私自身がまだまだ強く進まないことには彼らのことも引っ張れないなあと思ったり。私の方こそ逆に若手に刺激されているのかもしれません。そんな若手たちと並んで演奏する機会も今月末に設けましたので、また近々こちらに載せますね。

遅れてきた時差ボケで、朦朧としながらの久しぶりの更新でした。
写真、携帯から取り込むのはまた後からやるわ、今回は文字だけです。チャオ!
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by kuroakinet | 2012-07-02 22:59
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