芸大第一ホールと第二ホールとキャッスルと大浦!その2

その2・・・・
ミラノに戻る前日、今回の帰国中の最後の仕事は、再び母校にて「小松亮太講師による特別講座」。ここ数年、すっかりご無沙汰だった芸大に二週間のうちに二回突撃して弾き倒して来たわけです。

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カルボナーレは第一ホールでしたが、小松亮太講座はお隣の第二ホール。このお部屋は実技試験やら、合唱などの授業を受けた部屋だったんじゃなかったか・・・・
最初に1時間、小松氏がタンゴが生まれるアルゼンチンの歴史的政治的背景、ピアソラ以前のタンゴのビデオやバンドネオン体験ミニレッスンの素晴らしい授業を。休憩を挟んで後半はブエノスアイレスのマリアを抜粋で演奏しました。アコースティックの楽器にこんなにPA入れて第二ホールで演奏するってのも芸大ではものすごく珍しいことだったでしょうね。それより何より、芸大で、がっくり、じゃなくて楽理科主催でタンゴの講座が、大所帯バンドの演奏付で行われるたことがそもそも驚きです。

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芸大特別講座の様子、詳しくは小松亮太氏のブログで。

リハーサル後の空き時間がかなりあったので、のんびり食堂へ。芸大は道路隔てて「音校」「美校」に分かれていて、どちらにも食堂があるんです。音校は洋食系の「キャッスル」、美校には大衆食堂系の「大浦」があってちょっとキャッスルのほうが高級。
ピアノ科の綺麗なお姉さんたちはたいてい「音校」の食堂キャッスルで優雅に洋食、だったのですが私はその綺麗なお姉さまグループからはみ出して「美校」の友達と委員会活動なんかもしていたので、貧乏学生チームで大浦に入り浸っていました。

だというのに、音校の「キャッスル」に15年ぶりくらいに顔をだしたら(年齢さば読んでるんじゃありませんよ!イタリアに住む前まではよく芸大には仕事などで通っていたからね)、キャッスルのおじちゃんが「おお、、、あんた元気かい?久しぶりだねえ。盛り合わせでも食っていきなっ」と私の掌に食券を握らせて奢ってくれたのです。私もお姉さんではなくなっていて、おじちゃんもおじいちゃんになっていたのに、それとは別の変わらない空気がそこにはあって、ちょっと涙が出そうな瞬間でした。

大浦のほうにも立ち寄ってみたら、「ミスター」といわれていた名物マスターがお変わりなく厨房に。「お久しぶりです」とご挨拶したら、「ああ、葉加瀬たちとかの世代だね、いつもここにいて委員とかいろいろやってただろ」と言われ、うっそーそんなにちゃんと覚えているの?びっくり、とまたまた感動。

さらにキャッスルでコーヒーを飲んでいたら。「黒田亜樹さんじゃないですか!」と向かいのテーブルから声が!
在学時代の教務課のお兄さんだったAさんが当時と変わらぬにこにこ顔で向かいのテーブルでコーヒーを飲んでいるではないですか。フルネームで呼ばれてびっくり。教務科にフルネームで覚えられてるってどういうこと?まあそういうことか。とほほ。

というわけで、オペラシティ6月末の大本番にむけて小松亮太一座で数々の本番を重ねているわけですが、芸大講座での演奏を終えると、中学時代から教えていた教え子たち、現役芸大生たちが一生懸命拍手して入る姿が見え、さらにその向うでは教務お兄さんだったあの方も、学生さんに混ざって一生懸命拍手してくれていました。

というわけで芸大訪問二回目が終了するやいなや、翌朝のアリタリア便でミラノに戻って着ました。明日からはミラノ国際ジュニアコンクールPianotalents 2013 の審査を一週間します。23カ国の若手ピアニストの演奏をききます!

それが終わったら今度は夏の長期帰国ですぐさままた日本です。6月29日のオペラシティ「ブエノスアイレスのマリア」が完売になってしまったので、急遽前倒しライブが決定しました!!6月24日江古田BUDDYです!

アストル・ピアソラの大作「ブエノスアイレスのマリア」とは何なのか…?小松亮太くんのブログを是非是非お読みください!

うわー長くなっちゃった!では明日から5日間の審査がんばります。おやすみなさい~
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by kuroakinet | 2013-06-12 06:33 | コンサート
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