リサイタルにいらしてくださった皆様、有難うございました。

大阪、東京、2公演が終わりました。
どちらも満席のお客様で感激しました。
いらしてくださった皆様、ほんとうに有難うございました。
中には大阪東京、どちらも聴いてくださった方もいらして、
嬉しかったです。


さすがに過酷プログラムでしたので、
本番翌日から丸二日、すっかりほうけていましたが、
やっと普通の生活に戻りました。
このところずっと、朝から晩まで20世紀21世紀の響きがガンガン鳴り響く毎日でしたので、
やっとやっと私にも静かな春が訪れたわけです。
今日は息子と公園で戯れ、ご近所の奥さんと、息子が何秒たっちできるようになったとか、
どれくらい離乳食を食べるか、など、子育て談義をして、
母親の日常がなかなか新鮮に感じられました。
息子も気のせいか大はしゃぎ。
やっぱりこっちのピリピリは赤ん坊でも察知していたんだろうか。

まあね、あんな曲目を並べ立てなけりゃ、
リサイタル前でももうちょっとのんびり過ごせるんでしょうけれど。
何度も色々な人にに「産後1年でやるプログラムじゃないよね」と忠告されましたが、
どうして私っていつも自分を追い詰めるプログラムを
立ててしまうのかしら。これって性分なのかなぁ、、、、とほほ。
産後1年で倒れるという話もよくきくし、ここでばたんと行かないように
気をつけなきゃと思っています。


大阪は開演直前に「火の鳥」をスクリャービンの「黒ミサ」に変更するという、わがままな荒業に出てしまいました。「火の鳥」目当てでいらっしゃったお客様、ごめんなさい。
でも、あのムラマツホールは黒ミサの方が音響的にあっているような気がして。
直前の決断でしたが、結果的には「牧神」と「黒ミサ」の二つの官能の世界を並べて、
面白い感覚を味わいました。

東京では「火の鳥」をラストに演奏しました。
超難編曲とは分かっていて手をつけたのですが、
何度もめげそうになりましたね。
大変さはシェーンベルクの室内交響曲に匹敵するものかもしれない。
それにアゴスティーはものすごく手が大きかったのかな?
結局私にとっては月曜の東京文化会館が、火の鳥アゴースティ編を人前で弾く初の機会となったわけですが、まだまだ何度も弾いてこそだと思うので、
今後いろいろな機会に演奏するつもりです。
(7月12日、東京文化会館で再演の予定があります!詳細は近々お知らせしますね。)


ペソンと望月京の二つの初演曲も、アンケート用紙の「もう一度聴きたい曲」に
書いてくださった方が多くて、これは本当に嬉しいことでした。

ベルクマイスターとベーゼンドルファーの響きも、いろいろな人から感想をもらいました。
とりわけドビュッシーとラヴェルの絞首台などの五度の響きが、お客様にもいつものピアノと
違う、、、と感じていただけたようです。
楽器がゴージャスに響かない、小ぢんまりしてしまう、などの難点もあるのですが、転調するときの響きの移り変わり夜半音の響きの変化はたまりません。


とにかくこうして自己プロデュースで行うリサイタルって、終わると反省ばかりで、ライブのあとの二日酔いになるまで飲んでやろうじゃないの!!イエイイエイっていう感覚にはどうもなれない。
一人で数日間反省会ばかりしてしまうのですが、
3日経って今はリサイタルが終えられたことへの感謝の気持ちで一杯です。
初演を快諾して、チラシとプログラムに素敵な文章を書いてくれた作曲家の望月さん、
ヴェルクマイスターにするかどうか、二の足を踏んでいた私の背中を押してくださった三橋さん。事前に調律を何度も試させてくださった日本ベーゼンドルファー。朗読のアイデアを下さった山尾さん。当日の演出指導をしてくださった永峰先生。そして支えてくださった多くの皆様、心から感謝します。ありがとうございました。

さあ、体を休めたらまた次のコンサート、ライブに向けて、始動します。
今月はSTB,来月は「ラ・フォル・ジュルネ」関連企画に突発参加、
5,6月はイタリアですが
7月は七夕ライブ、こちらはあの三柴理さんと弾き倒し対決です。
それからもう一つとっておきのライブもあるんですよ。
それに東京文化会館とスイスでの火の鳥再演といろいろ続きますのでお楽しみに!
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by kuroakinet | 2006-04-06 18:15 | コンサート
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