またまたブソッティなど

またまたブソッティのお話です。
日本での一連のブソッティシリーズの中に、ブソッティのすごい図形楽譜「自動トーノ(Autotono)」をみんなで一緒に演奏しようワークショップ!が企画されていますが、その楽譜はこんな感じです!!
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ほかにもっと見たい方はこちらも見てください。ブソッティが下絵を描いた上に、ブソッティの実のおじさんで画家のトーノ・ザンカナーロが絵を描いた図形楽譜です。

我が家のピアノの上にこの楽譜をどんと置いていたのですが、ドイツから泊り込みでレッスンにきたピアノの生徒がそれを見つけて「なんですか??これーー??楽譜ですか??」と怪訝な顔。そう?興味在る?じゃあ今晩この絵を演奏するコンサートがあるから一緒に行きましょうよ・・・
というわけで、うちから歩いて5分、大きな道路を隔ててすぐのところにある友人で建築家フェラーリの家で、MDIアンサンブル5名によるブソッティ作品の演奏を聞いてきました。

「3人で(Per Tre)」ピアニストと二人のアシスタントのための(1959)
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Sylvano Bussotti: Sette Fogli "Per Tre Sul Piano Per 3......"
(c)Universal edition

この、写真の3人での演奏が最初で、もちろ「Per Tre」だったのですが、とても繊細で音楽的な演奏でちょっと感動してしまいました。ドイツからのピアニストもなにやら感激している様子。
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「自動トーノ(Autotono)」は7枚の楽譜(絵)をお客さんに配りながらの演奏。こちらも、どこをやっているのか、かなり絵を見ながらわかりました。これは日本のブソッティ期間がとっても楽しみです。

何かとスキャンダラスで謎めいたイメージのブソッティですが、彼の若い頃の映像を見つけました。C'è musica e musicaという、1972年にべリオが製作した音楽啓蒙番組。キャシーバーベリアンと声の可能性について話している回で、若き日のブソッティが8分くらいのところからインタビューを受けています。いやーすごい、当時のイタリアの雰囲気ぷんぷんで、ブソッティ氏の格好もすごいので、ちょっと見てみてください

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シルヴァーノ・ブソッティ(Sylvano
Bussotti)は、1931年フィレンツェ生まれのイタリアの作曲家。フィレンツェの音楽院で学んだあと、パリでM.ドイッチェに作曲をまなび、ブーレーズと親しく交流し、ケージの偶然性の音楽に大きく影響された。ローマでは武満徹とも親しく交流し、武満より日本に招待され初来日したほか、武満はブソッティの誕生日のためにギターの小品を作曲しているほどだ。幼少にはヴァイオリンを弾いたが、現在はピアノをよく弾く。現在はもっぱら作曲が主だが、過去には、クラシックのオペラやバレエの振り付け、演出をよくし、自身のオペラに自ら出演し歌うこともあった。自らの絵の才能を生かした独特の図形楽譜はよく知られていて、オルセー美術館で、ゴッホの傍らに彼の作品が飾られたことを誇りとする。イタリアの左翼系インテリの筆頭だった時期もあり、現代詩人ブライバンティとひとしくゲイ文化を象徴する存在であり、作品には退廃的で甘美な官能性と肉体性があふれている。ヴェネチア・フェニーチェ劇場、トーレ・デル・ラーゴの芸術監督もつとめた。近年再評価が高く、しばしば演奏される機会が増えてきている。

ブソッティ来日情報詳細はこちら
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by kuroakinet | 2007-12-10 11:08 | ミラノ日記
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