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日替わりメニュー

短い日本滞在ももう後半戦です。9日間で5回のコンサートがあってすべて日替わりメニューで編成も曲目もちがうので、ピアノの上の楽譜が混乱しております。まあ、いつものことなんですが、、。


昨日は、企業関連のイベントで、ヴァイオリンの磯絵里子姫、チェロの水谷川優子姫と両手に花で演奏してきました。イタリアだと女性でも共演者はぜんぜんメイクをしなかったり、普段着だとおもってたらそれが衣装だったりするのですが、やっぱり日本のミューズたちは衣装にもこだわりますなぁ。リハーサルの前から、何色にする?とか写メールしたり。。。。
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おまけにこのイベント、「時代を先駆けるミューズの競演」というすごいタイトルがついていました。いつものイタリアののりで舞台に上がってしまってビジュアルのレヴェルを下げてはいけないと、念入りにヘアセットとメイクをする気満々だったのですが(笑)、ぎりぎりまでリハーサルをやったり、譜めくりさんがいなかったので、縮小コピーで楽譜を緊急作成したり、お客様にプレゼントするCDのサインを何十枚としなければならなかったり、、、、、で、気がついたら開演時間になってました。念入りへアセットも念入りメイクも実現ならず。でも両手に花で舞台も華やかで幸せでございました。

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   ↑  サルデーニャ焼けか?わたし、黒い、、、、、、


ハイドンのトリオ、ヴァイオリンとチェロそれぞれのソロをピアノ伴奏で、いそえりちゃんと優子さんの書き下ろしデュオ、そして私のソロ、最後は久しぶりのピアソラ、ということで1時間でしたがお客様には濃いプログラムを楽しんでいただけたと思います。急な依頼のイベントだったのですが、欧州と日本を往復している優子さんと私、そして人気抜群で大忙しのいそえりちゃん、みんなのスケジュールがうまく合って実現しました。クライアントさんにもとても喜んでいただけたので、開演直前まで汗かきながら(磯さんはビニールパッケージはがしで、指から血が出ちゃったんですって)サインしまくったプレゼントCDもきっと喜んでいただけることでしょう。

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3人で三軒茶屋で食べた坦坦麺と激辛餃子も美味しかった~。



さて、明後日は大阪です。故郷大阪の千里に新しいホールができました!そのホールのオープニングコンサートの第一弾に登場させていただきます。チケット完売ということですが、新しいホールの宣伝もかねて、チラシを貼っておきましょう。
↓↓↓
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モーツァルトきらきら星変奏曲から、シェーンベルク・カンマーシンフォニーまで、古今東西の編曲、変奏がプログラムのテーマです。私は変装でもしましょうかね??
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by kuroakinet | 2008-11-21 01:29 | コンサート

地獄の門

こんにちは。こちらスピード帰国中です。先月は子連れ狼状態で飛行機、電車であちこち動きまくったので、今回は子供の体調も考えて単身帰国にしました。息子はミラノでお留守番。ママ仲間や、夫や、友人知人に本当に助けてもらって、10日間、家をあけて一人で飛んでくることができました。感謝で胸がいっぱいです。その分本当に精一杯大切に仕事をしなくてはとおもいます。

早速成田に着いた翌日からヴァイオリンの野口千代光ちゃんと本番でした。彼女はわたしより半年あとに長男を出産し、帰国するたびに息子同士遊ばせたりしていたのですが、昨年二人目もうまれて、3歳と0歳の二児を抱えながら、たくさんの本番を、大学のお仕事と、生徒さんを抱えて本当にパワフルにこなしています。とにかく会うたびにいつも子育てと仕事のやりくりの話になるわけですが、今回も控え室で話題が尽きませんでした。「亜樹ちゃん、そのバッグいいね、楽譜とか衣装とか、オムツとか着替えとかいっぱい入りそう!」とかね。ママ同士の会話って色気ないですね(笑)。

昨日は静岡県立美術館のロダンの「地獄の門」の前で演奏してきました。大学時代、映画「カミーユ・クローデル」を見て、イザベル・アジャーニの演技に圧倒され、そして映画にかぶれて女性が芸術をやることについて、友人と論議をしたりしたのでのすが、ロダンの彫刻に囲まれて、あの映画の映像や当時の思い出が頭を駆け巡りました。
響きもすごくいいところで、聴衆も熱心に聞き入ってくださって、千代光ちゃんも熱演で、お客様の拍手がなかなか鳴り止みませんでした。子供のお迎えが!と静岡からすっとんで帰った千代光ちゃんでしたが、私は静岡S楽器のKさんに美味しい鰻をご馳走になってしまいましたぁぁ~
Kさん、お世話になりました!!ご馳走さまでした~~~

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by kuroakinet | 2008-11-18 04:05

子連れ狼 旅三昧~~~

ご無沙汰です。
先月からずっと旅つづきでした。サルデーニャ、ローマ、ペスカーラ、フィレンツエ、トスカーナ、ヴェロナ、と子連れであっちゃこっちゃ旅三昧。旅行中は信じられないくらい天候に恵まれたのですが、帰ってきたとたんにこの雨。風邪ひかないように気をつけなければ。

先月のサルデーニャはまるで夏の陽気、暑いだろうと思って薄着で行ったのですが、それでも暑くてタンクトップで十分でした。いろいろな出会いに恵まれ、美味しいものをたくさん食べて呑んで、弾いて、しゃべって、楽しんできました。忘れてしまわないようにちょっとずつ写真を貼っておきますね。
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サルデーニャはカリアリの音楽祭SPAZIO MUSICA。20年続いている現代音楽祭だそうです。ブソッティの新作初演のほか、望月京さん、田中吉文君の曲、そしてシェーンベルクのカンマーシンフォニーピアノ独奏版を弾いてきました。

どうやら私のコンサートの翌々日にノーノの作品が演奏される予定で、そこにシェーンベルクの娘であり、ノーノ 夫人でもあるヌリア・ノーノが来るからということで組んだプログラムでしたが、やっぱり来られませんでした。(やっぱりというのは数年前に、日本でも同様の機会があったのですが、お怪我かなにかで来られなかったので)
ブソッティの新作は声や身振り、即興を交えたものでしたが面白く出来上がった感触がありましたし、田中君の作品も望月さんの作品も、プロディーサーや聴衆にとっても喜んでいただけました。コンサートに来場していたジャズミュージシャンが、とても感動したからと翌日のマスターコースに参加してくれて、即興で共演してくれたのもサプライズ!でした。

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サルデーニャということで、日本の沖縄みたいなかんじかなーって思って出かけたのですが、カリアリはすごく文化レヴェルが高くて、連日の現代音楽や前衛音楽のコンサート、ライブも満員のお客様で驚きました。コンサートの前後、二日間にわたってカリアリのコンセルヴァトーリオでマスターコースをやりましたが、生徒さんたちと一緒に図形楽譜を解読して最後に共演したのも、本当に楽しかったです。

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しかし、楽しいとはいえ、仕事や旅行に子連れで動くのは本当にキッツイです。ただでさえ、衣装や楽譜やマスターコースの資料や、本番靴、メイク用品などいろいろ持っていくものがあるのに、子連れのときはスーツケースの半分以上が息子の着替え、滞在先でおねしょされては困るのでオムツ、すぐに汚すのでタオルや大量の着替え、外食時の子供用食器、それにくわえてミニカーやら絵本やらお気に入りの人形やら、どうでもいいガラクタ、いざというときの秘密兵器DVDプレイヤーまでもっていかなければなりません。これも私に課せられた試練なのだー、私の人間もこの経験で豊かになるんだわーと思い込もうとしても、ときどき泣けてきます。泣けてきたときに限って、「ママーもう僕歩けないー、抱っこー。おんぶー。」って言うんですよね。入園したばかりの幼稚園休ませて、こんなところまでつれてこられて、うちの息子もきっとストレスなんだわ、ごめんね、息子よ、と思いながらついおんぶしてしまうおろかな母親でございます。でもあまりにも美味しいものを食べ過ぎてるからこれくらい負荷をかけて歩いてちょうどいいのかな???
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by kuroakinet | 2008-11-04 06:35 | ミラノ日記