<   2012年 02月 ( 1 )   > この月の画像一覧

まもなくカルボナーレとツアーです!

年末年始の時の流れはあまりに速くて。こんなにブログを放置していたとは・・・自覚なし。
ヤマハの「ピアノの本」連載や後援会会報のコラムは定期的に書いていたので、いろいろと物を書いたり情報更新しているつもりになっていました。いやはや。

こんな間抜けな新年のご挨拶ではありますが、どうぞ今年も宜しくお願いします。
ミラノでは新しく誘われたピアノカルテットとスクリャービンソナタ全曲企画が地道に進んでいます。スクリャービンソナタ4曲プラスアルファで先週ソロコンサートが予定されていたのですが、ミラノの寒波大雪で暖房が凍結して壊れてしまい、14日に延期に。15日に日本帰国便に乗る予定なのでなんだかぎりぎりまでばたばたです。
ソナタ、4,5,7,9、と炎に向かって、というプログラムで、RAIラジオのクラシック番組司会者でお馴染みのオレステさんのお話とともに、スクリャービンの作曲の軌跡をたどりましょうというコンサート。並べてみるといろんな意味でかなり怖いプログラム。さあ、明日本番、という時に延期の電話がかかってきたのですが、夫が明日からもう家でしばらくスクリャービン聴かなくてすむと思ったのに、さすがにこれだけスクリャービン並べて聴くと気持ちが変になるといい始めました。暖房が壊れたのもスクリャービンのミサの呪いかしら、という気がしたり、このところ練習のあと疲れてねると不気味な夢をみます。危ない。なぜスクリャービンをまとめて弾いてみようと思ったのかについていつかここに書きたいと思っているのですが、その話は高校時代FMから流れてきた神秘和音に憧れ、即興演奏に明け暮れていったあたりに遡るので、またそのうちに。

14夜にその不気味なコンサート?を終えたら翌日15日フライトで、16日にアレッサンドロ・カルボナーレと一緒に成田に到着。その後コンサートが続くので慌ててブログを書きに来たわけです。2月17日 昭和音大、18日 白寿ホール、19日奈良、20日大阪、21日大阪ドルチェ楽器マスターコースといつものごとくに密集スケジュール。おまけに白寿が2公演、大阪と奈良は公演前のアンサンブルクリニック付きということですから、本当に超パワフルなツアーです。でも彼は取材のときに、「僕は1日3公演でもできるよ、じっとしているとおかしくなる、休むと具合が悪くなる、ずっとクラリネット吹いているほうが体調がいい。」などとのたまっておりましたので、きっとまたあの調子で毎日すごいステージを繰り広げることでしょうねえ。

というわけで、カルボナーレの熱烈ファンの方がこのブログを覗きに来ることもあるかもしれないので、こぼれ話など。
先日ローマまであわせに行ってきました。ローマは交通渋滞がとんでもないので、いつもカルボナーレがバイクの後ろに私を乗せてくれて移動するので、気分は「ローマの休日」。カルボナーレファンからしたら、二人乗りで彼にしがみついて羨ましい!なるところでしょうが、彼はクラリネットケースを背負っているので、私がしがみつくのはカルボナーレの背中ではなくて彼のクラリネットケース。硬くて四角張っていてまああまりしがみつき心地は良くないのです。

今回の日本公演のプログラムにはカルボナーレの親しい友人である作曲家Prioloの作品初演が含まれているのですが、このPriolo氏、ギタリストでもあり、タンゴバンドを組んでいるそうです。この作品はタンゴの語法をつかった近現代曲で、クラリネットもピアノも技巧満載、カルボナーレ監修で楽譜も出版されています。タンゴといってもクラシック音楽として書かれたタンゴ、ストラヴィンスキーみたいな譜面なのですが、まあ私が弾くとちょっとアルゼンチンタンゴ的なアーティキュレーションがどうしても出ます。それが作曲家本人も気に入ったみたいで、ブラーヴァブラーヴァと喜んでいました。よかった、私の好きなように弾いてもよくって。もしかしたら公演の会場で楽譜を販売したりすることもできるかな、と彼はいっていましたがどうなったかな。今回はアレッサンドロはこの曲を日本で紹介できることが楽しみで仕方ないみたい。

そしてもう一つこの日、急に彼はよいレパートリーを思いついたといって、サラサーテのカルメンファンタジーのクラリネット編曲バージョンをためしにやってみようと言い出しました。で、ためしにやってみたところ、その場に居合わせた作曲家Priolo氏の奥さんであるバイオリンのエリーザもイイ!イイ!と大盛り上がり。まあほんと、笑っちゃうような超絶技巧で、それでとっても音楽が深いのですよね。
カルメンファンタジーは関西公演のプログラムに急遽挟み込むことに決まりました。東京は1日2公演で、すでに曲目決定してプログラム印刷しているのでどうかな?でもアンコールでやっちゃったり、また気まぐれに挟み込んだりする可能性もありそうです。お楽しみに!

e0056670_19441863.jpg

[PR]
by kuroakinet | 2012-02-12 19:47