BUON NATALE!おまけつき!

AUGURI!イブイブが日曜でイブが月曜、クリスマスは火曜なので大連休、学校も仕事もみな終わり、ミラノは車も少なくて静かです。数日前から我が家の前ですれ違うさまざまなご近所さんたちと、「祝福を!」と言葉をかわして抱擁すること数十回。

食品売り場は混みあって行列。家族や大切な人たちが家に集まるので、日持ちのするクリスマス料理をたんまり作って一緒に食べます。日本のお正月のようなものですね。私たちは夫婦ともに日本人で親戚はミラノに居ないものの、親戚同然にお世話になっている大切な友人とクリスマスを過ごします。

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↑作曲家マンカ邸。ミラノ郊外の素敵なお宅に住んでいます。暖炉も海と同じで、ゆらゆら動くのをただ見ているだけで心が安らぎます・・・・郊外では暖炉をつかっているおうちが沢山ありますよ。



マイペースに収録を進めているLIMENMUSICですが、重くて途中で止まってしまうとか、イタリア語で操作しにくい、というご意見も多々ありましたが、いくつかに限ってPTNAとの提携でYOUTUBEへの転載が可能になりました。というわけで転載したばかりの「バッハ・ブラームス編左手のためのシャコンヌ」の動画を貼っておきますね。
みなさま素敵なクリスマスを。AUGURI!! 




P.S
一つ前のブログで某ライブ、とほのめかしたライブ情報が明らかに!
【お正月バンドネオン小松亮太@江古田バディ】
1月5日16時http://www.buddy-tokyo.com/scdl.html (vl)近藤久美子、谷本仰(va)吉田有紀子(vc)松本卓以(bs)田中伸司(gt)鬼怒無月(perc)佐竹尚史、真崎佳代子(vo)Sayaca KaZZma(pf)黒田亜樹 他

隠れ家的ライブハウスで14人編成(バンドネオン、pf,bs,gt,vl×2,va,vc,fl,歌×2,ナレーター、打楽器2名)
で80分の大作「あのオペラ!!!」。。。。。しかも3000円!亮太くんからのお年玉?!
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# by kuroakinet | 2012-12-24 18:18

2012年後半まとめ~

皆様お元気ですか?選挙の様子をミラノから緊張して見守っていました。多国籍多宗教の中で暮らしている私に出来ることは、私個人レベルの小さなささやかな外交。

ミラノでは、待ちゆく人は大きな紙袋を持ってプレゼントの買出しに大忙し。街はきらめくイルミネーション、すごく寒くてすっかり雪景色なのですが、先週、列車で11時間半の旅をしてイタリアの最南端まで出掛けてきたので、ターラントの日差しと美しい冬の海の写真を。

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85歳の恩師がはるか南に引っ越してしまい、なかなか伺う機会が作れなかったのですが、日本から20歳の青年がプチ留学できたので、是非一度私が感動したレッスンに連れて行ってあげたいと思い、一緒に出掛けたのです。恩師宅の真裏がこの絶景!今年の夏は大好きな奄美大島にいけなかったので、ターラントの青い青い海はサプライズでした。

恩師にお目にかかるのは2年ぶりで、お変わりないかと心配だったのですが、音楽への深い情熱と、ミケランジェリ譲りの香りたつ音色は変わらず、レッスンは4時間ぶっ通し。私もレッスンを受けましたがまだまだ教わることが沢山沢山ありました・・・熟成した深いワインのようなピアノ。チッコリーニと恩師は同じ年。イタリア人は長寿現役演奏家多いですね。先日もローマのバルベリス女史が90歳過ぎて展覧会の絵をお弾きになったそうですし。自分はあと20年後30年後、40年後まで弾き続けられるだろうかと考えながらの長旅でした。

鉄道好きのあなたに、夜行列車TRENO NOTTEの写真。
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今年は連載原稿に追われ、近況報告はTWITTERとFACEBOOKで終わらせてしまい、このブログがすっかりないがしろ。好きなことが好きなだけ書けるのがブログなのにね。

「ピアノの本」の連載はもうすぐ2年になります。当初1年間のオファーだったのですが、イタリアの伝統的ピアノメソッドなどマニアックなお話が意外に好評で、延長のリクエストをいただき、書き続けてきました。イタリアからロシアにわたったピアノのメソッドや、埋もれた作品たち、国立音楽院のシステムなど、数年後も資料として残るようなものを、と思い懸命に調査をしました。「ピアノの本、読んでいますよ」と声をかけていただいたり、面白かったとメールを頂いたり、私が動かなくても文章が一人で歩いていくという連載の力を改めて感じたりもしました。ご愛読長らく有難うございました。連載もそろそろ終盤ですので、これからはまたこのブログの更新頻度をあげたいものです。


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10月は数年ぶりにサルデーニャ島に呼んでいただき、現代音楽祭の一環でリサイタルをしてきました。前半スクリャービンばかり、後半は日本とイタリアの現代作品、高橋悠治と杉山洋一とブソッティ、タリエッティを弾いてきたのですが、会場は城塞のような建物の一部で、照明をつけるとなんだか秘密集会のような雰囲気でした。子守の事情で、朝8時の飛行機で出掛けて、翌朝6時の飛行機でミラノ戻りという強行スケジュールだったのでこのときは海は道路からチラッと見るだけ、しかも曇り。だったので海が見たいよーという気持ちが10月から続いていたので先週のターラントがなおさら感動的だったのかもしれません。


連載以外に今年が地味に忙しかったのは、スクリャービンをあれこれ録音し続けているから、というのもあるのですが、Quartetto Borcianiのバイオリニストとして20年間活躍してきたエレナに誘われて、ピアノカルテットを始めたからでもあります。弦カルテットでずっとやってきただけあって、ものすごくリハーサルを重ねるんですよね。しかもイタリア人だけあって議論が絶えない。イタリア人っていい加減だと思っている人が多いと思うのですが生真面目でしつこい、というのが私の北イタリアの人々の印象。地味に真面目にひたすらレパートリー作り。そんなことが続いてスケジュール帳がリハーサルだらけになって地味に忙しかった2012年です。

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2013年は引続きLIMENMUSICでのスクリャービンの録画と、それとは別の録音計画も進んでいます。カルテットのコンサートも増えそうです。5月にはカルボナーレとの日本でのツアーが決定しています。

年越しは単身弾丸で日本です。年末から某録音に恒例の某キャンプ、そしてお正月は某ライブ。


ああ、クリスマス前になんとかブログ更新できましたた。すっきり!
皆様、一足早いけれどBUON NATALE!

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# by kuroakinet | 2012-12-18 10:00 | ミラノ日記

小松亮太プレゼンツ「エル・タンゴ!」

今日、リハーサルでお久しぶりに会った方に「ブログみたよ~でも滅多に更新してないね~」と言われたので
久々に更新しにきたのですが、いろいろありすぎて書ききれないよ~
TWITTERとFACEBOOKはちょくちょく更新しているのですが・・・

短い近況呟きはこちらで~
https://twitter.com/kuroakimilan


さて現在“ピアソラが南米の文豪ボルヘスと手がけた幻の名作を蘇演する”企画、小松亮太プレゼンツ「エル・タンゴ」のリハーサルまっただ中です。

亮太君とは震災後、公演中止になってしまった「ブエノスアイレスのマリア」以来の再会。「エル・タンゴ」を演奏したいんだけれど、とミラノまでメールが届き、録音でしか聞いたことがないこの大きな作品を、コンサートでやってしまおうという亮太君の実行力とそれができる力に敬服。そしてメンバーには中止になってしまった「マリア」の時のメンバーもたくさん!この写真画面に収まりきらない打楽器と管楽器・・・
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本番は9月8日9日三鷹市芸術文化センター!
http://mitaka.jpn.org/ticket/1209080/


これがエル・タンゴを初演する最強メンバー!小松亮太君のブログより
http://ryotakomatsu.eplus2.jp/article/290207410.html

(亮太ブログは更新が頻繁で情報量がすごい。私もここでいろんな貴重な動画情報を入手しています。)

ほかに書きたいこと、書かなきゃいけないこと、たくさんあるんだけど
本日のリハーサルを終えて私は自分自身への宿題がまだまだ・・・あるので今日はこれにて。
今年はピアソラ没後20年で世界各地で様々な公演があると思いますが、この土日の三鷹公演は世界でも本当に貴重な公演になるはずです!!今からでもお時間都合がつく方は是非!土曜はまだ残席あるそうです。
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# by kuroakinet | 2012-09-06 18:38

7月26日ムジカーザ

来週のミニコンサートのお知らせです。
平日夕方、わずか30分のステージで申し訳ないですが
無料、どなたでもお越しいただけます。
私は現在進行中のスクリャービン録音シリーズ等、演奏予定です。

「ピティナ×OTTAVAトークコンサート」
林田 直樹 with 黒田亜樹 奈良井巳城
2012.7.26(Thu) 18:30~19:00
MUSICASA(代々木上原)

TBSのインターネットラジオ「OTTAVA(オッターヴァ)」の
番組「OTTAVA amoroso for weekend」のプレゼンター
林田直樹のナビゲートで送る、一夜限りの豪華共演。
ロシア・ピアニズムの系譜に連なるMiki(奈良井巳城)と
ジャンルを超えた音楽を取込んだAki(黒田亜樹)のピアニズムをお楽しみください!

またこのトークコンサートのあと、19時過ぎからは
日本とイタリア往復しながら、皆で寺子屋的に集って研鑽を積んでいる
若いピアニストたちのジョイントコンサート。詳細はこちら
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# by kuroakinet | 2012-07-19 09:02

帰国しました!

こんにちは!お久しぶりすぎてブログが腐って?しまっているのではないかと気になって更新に来ました。1年ぶりの長期帰国ということで、もう東京におります。

夏の長期帰国中は、イタリアの長い夏休みを利用して、息子が日本の小学校に通う!という、地味ながら大事な目的があるのですが、普段とは違う場所で私も慣れないので、ペースをつかむまで大変です。もともと私は国際級の忘れ物名人なので。イタリアでは履き替えない上靴だとか、イタリアでは着替えない体操服、とか給食当番とかね。小学校の持ち物が何もかもが違うので、最初の一週間は息子と、あれはどこだ何がいるだ、で大騒ぎしています。やっとこの生活にもペースがつかめたところで、今週末の七夕にチェロの水谷川優子ちゃんとのコンサートがあり、リハーサルが始まりました。
優子姫がブログ用写真、、、とかいって携帯で写真をとっていたので、私もそろそろいくらなんでも更新しようかなと思った次第。
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水谷川優子ちゃんとは実はイタリアの恩師つながりという深い長いご縁があるのです。お互い日本とヨーロッパを行き来する生活を続けていますが、優子ちゃんは夏はヨーロッパ、私は夏は日本、なのでいつもすれ違いなのですが、今回うまくタイミングあって共演できることになりました。久しぶりに一緒に音を出してみて、思わず弾きながらありがとう、と言ってしまいました。だって何も説明しなくっても予想以上の音楽が進むんだもの。
アレンジもラフなままリハーサル始めたのだけれど、するする方向がきまってびっくり。
ピアソラオンリーのコンサートは私自身もすごく久しぶりなのですがとっても楽しみです。



あまりに久しぶりなので、大雑把に近況報告。前回のブログはカルボナーレツアー前だったんですね。公演は過去のツアー以上に盛り上がり、ミラクルなコンサートになり、本人上機嫌でローマに帰りました。お世話になった皆さま有難うございました。
白寿ホールのカルボナーレコンサートレポートはこちら。
おそらくまた来年か再来年にツアーが実現しそうです。

で、そのカルボナーレ最新ライヴCD「ライヴ・イン・東京」が2012年5月号のレコード芸術新譜特選に選ばれたそうです!これももう7月なのに二か月も前の古い話ですみません!古い話ついでにCDのこぼれ話を書きますが、実はこのライブCDのリサイタル、東京公演2日前の大阪公演では「ちょっと休憩したいから君のソロいれろ」と直前にいわれ、更に「明後日東京は予定していた映画音楽全部やめて、プーランクをやろう」と言われ、翌日慌てて楽譜を買いに走り、恐ろしいことに本番の日もリハーサルしてくれなかったという忘れられない公演でした。しかも録音が入っていることも私は知らなかった・・・あとからCDにしますと聞き、怖くてチェックすらできず、どうぞ好きなようにしてください、とお任せしてしまった。そして特選。なんだかはめられた気がしますがまあ結果よしということで喜んでおります。

ミラノの仲間たちに誘われたピアノカルテットは、1年ほど辛抱強くリハーサルやお試しコンサートや、メンバーチェンジなどありましたが、いよいよ本格的に活動を始めることになりました。
今までいろいろな海外のアーチストの伴奏や共演をしてきましたが、固定のアンサンブルメンバーというのは初めてなので、これまた貴重な体験をしています。イタリア人ってこんなに理屈っぽいの、と思うくらいリハーサル中に理論やら理屈を繰り広げますし、喧嘩しているんじゃないのかと思うほど言い合いますし。でもカルテットのあとにソロのコンサートをすると、以前よりいろいろなことが見える自分を実感することもあり、たぶん、いろんな言い合いをしながらもメンバーから素敵な刺激をもらっているんでしょうね。しかし語学的ハンディが私の場合ものすごく大きいので、言い合いになるとみんなの倍エネルギーを消耗するので、なかなか大変です。

ミラノで国際ジュニアコンクールの審査もさせていただきました。これも二度目でしたが、ロシアからもたくさんのジュニアが受けに来て、国際的な素晴らしいピアニストたちと審査会議でいろいろな音楽談義をかわせて、昔の自分には想像もできなかった新しいお仕事体験でした。
そうそう、スクリャービンのソナタ全曲録音計画も地道に進めています。ソナタ以外の小品も織り交ぜながら長期計画で完走したいと思っています。

そう、それからね、日本には私が大事に応援している若いピアニストの卵たちがいるんですよね。彼らと歩む日々もこれまたかけがえのないもので、私がこれまで恩師から頂いた大切な伝統と、かつて不良ピアニストだったためにやってしまった沢山の失敗から得たものを、教えてあげたいと思っているんですよね。彼らはイタリアまで飛んできてくれたりするので、何より私自身がまだまだ強く進まないことには彼らのことも引っ張れないなあと思ったり。私の方こそ逆に若手に刺激されているのかもしれません。そんな若手たちと並んで演奏する機会も今月末に設けましたので、また近々こちらに載せますね。

遅れてきた時差ボケで、朦朧としながらの久しぶりの更新でした。
写真、携帯から取り込むのはまた後からやるわ、今回は文字だけです。チャオ!
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# by kuroakinet | 2012-07-02 22:59

まもなくカルボナーレとツアーです!

年末年始の時の流れはあまりに速くて。こんなにブログを放置していたとは・・・自覚なし。
ヤマハの「ピアノの本」連載や後援会会報のコラムは定期的に書いていたので、いろいろと物を書いたり情報更新しているつもりになっていました。いやはや。

こんな間抜けな新年のご挨拶ではありますが、どうぞ今年も宜しくお願いします。
ミラノでは新しく誘われたピアノカルテットとスクリャービンソナタ全曲企画が地道に進んでいます。スクリャービンソナタ4曲プラスアルファで先週ソロコンサートが予定されていたのですが、ミラノの寒波大雪で暖房が凍結して壊れてしまい、14日に延期に。15日に日本帰国便に乗る予定なのでなんだかぎりぎりまでばたばたです。
ソナタ、4,5,7,9、と炎に向かって、というプログラムで、RAIラジオのクラシック番組司会者でお馴染みのオレステさんのお話とともに、スクリャービンの作曲の軌跡をたどりましょうというコンサート。並べてみるといろんな意味でかなり怖いプログラム。さあ、明日本番、という時に延期の電話がかかってきたのですが、夫が明日からもう家でしばらくスクリャービン聴かなくてすむと思ったのに、さすがにこれだけスクリャービン並べて聴くと気持ちが変になるといい始めました。暖房が壊れたのもスクリャービンのミサの呪いかしら、という気がしたり、このところ練習のあと疲れてねると不気味な夢をみます。危ない。なぜスクリャービンをまとめて弾いてみようと思ったのかについていつかここに書きたいと思っているのですが、その話は高校時代FMから流れてきた神秘和音に憧れ、即興演奏に明け暮れていったあたりに遡るので、またそのうちに。

14夜にその不気味なコンサート?を終えたら翌日15日フライトで、16日にアレッサンドロ・カルボナーレと一緒に成田に到着。その後コンサートが続くので慌ててブログを書きに来たわけです。2月17日 昭和音大、18日 白寿ホール、19日奈良、20日大阪、21日大阪ドルチェ楽器マスターコースといつものごとくに密集スケジュール。おまけに白寿が2公演、大阪と奈良は公演前のアンサンブルクリニック付きということですから、本当に超パワフルなツアーです。でも彼は取材のときに、「僕は1日3公演でもできるよ、じっとしているとおかしくなる、休むと具合が悪くなる、ずっとクラリネット吹いているほうが体調がいい。」などとのたまっておりましたので、きっとまたあの調子で毎日すごいステージを繰り広げることでしょうねえ。

というわけで、カルボナーレの熱烈ファンの方がこのブログを覗きに来ることもあるかもしれないので、こぼれ話など。
先日ローマまであわせに行ってきました。ローマは交通渋滞がとんでもないので、いつもカルボナーレがバイクの後ろに私を乗せてくれて移動するので、気分は「ローマの休日」。カルボナーレファンからしたら、二人乗りで彼にしがみついて羨ましい!なるところでしょうが、彼はクラリネットケースを背負っているので、私がしがみつくのはカルボナーレの背中ではなくて彼のクラリネットケース。硬くて四角張っていてまああまりしがみつき心地は良くないのです。

今回の日本公演のプログラムにはカルボナーレの親しい友人である作曲家Prioloの作品初演が含まれているのですが、このPriolo氏、ギタリストでもあり、タンゴバンドを組んでいるそうです。この作品はタンゴの語法をつかった近現代曲で、クラリネットもピアノも技巧満載、カルボナーレ監修で楽譜も出版されています。タンゴといってもクラシック音楽として書かれたタンゴ、ストラヴィンスキーみたいな譜面なのですが、まあ私が弾くとちょっとアルゼンチンタンゴ的なアーティキュレーションがどうしても出ます。それが作曲家本人も気に入ったみたいで、ブラーヴァブラーヴァと喜んでいました。よかった、私の好きなように弾いてもよくって。もしかしたら公演の会場で楽譜を販売したりすることもできるかな、と彼はいっていましたがどうなったかな。今回はアレッサンドロはこの曲を日本で紹介できることが楽しみで仕方ないみたい。

そしてもう一つこの日、急に彼はよいレパートリーを思いついたといって、サラサーテのカルメンファンタジーのクラリネット編曲バージョンをためしにやってみようと言い出しました。で、ためしにやってみたところ、その場に居合わせた作曲家Priolo氏の奥さんであるバイオリンのエリーザもイイ!イイ!と大盛り上がり。まあほんと、笑っちゃうような超絶技巧で、それでとっても音楽が深いのですよね。
カルメンファンタジーは関西公演のプログラムに急遽挟み込むことに決まりました。東京は1日2公演で、すでに曲目決定してプログラム印刷しているのでどうかな?でもアンコールでやっちゃったり、また気まぐれに挟み込んだりする可能性もありそうです。お楽しみに!

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# by kuroakinet | 2012-02-12 19:47

スイスのラジオ、ピアノの本、そしてあなたがピアノを続ける11の理由

あれ?前回ここにどこまで書いたっけ?

10月頭に5日間の弾丸帰国をして、浜渦正志さんとのライブ4本(
詳細なレポートはこちらに!)と来日中のカルボナーレと取材とミニコンサートをこなすという荒業をやって、ミラノに戻って3日後にピアノカルテットの本番をやって、それから新しい録音セッションの準備と原稿書きをやって・・・とばたついているうちに、どんどん日が短くなり寒くなり、息子と私順番に風邪をひいて臥せったりして、気がついたら10月がおわってしまいました。明日から冬時間です。

ブルクミュラーのCD&DVDですが、在庫がないといわれた、まだ入荷まちだといわれた、などのお問い合わせメールをいただきましたが、どうやらイタリアの夏休みのせいだったようです。そろそろ各方面入荷している頃だと思います。あちこちで話題にしていただき本当にありがとうございます!

今度はスイスのラジオでも紹介されるそうです!
ネットなんかで聴けるのかな?どうかな?
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ところでブログでちゃんとお知らせしていなかったかもしれませんが、ヤマハの「ピアノの本」に1年間連載が始まりました。そろそろ第二回目のエッセーが配布されるころかとおもいます。夏の号初回エッセーははミラノにある「ヴェルディの家」のこと、私の恩師のことなど。そろそろ配布される今回の号では、10月にサンタチチェーリア菅で来日して、そのすばらしい演奏で魅了したクラリネットの名手、カルボナーレのこと、その自由奔放な音楽と裏腹な職人気質にみられるイタリアらしさについて、など書いています。「ピアノの本」はヤマハがお客様に無料で配布するミニ冊子です。毎回数ページにわたる連載なので、気分はエッセイスト・・・。締め切りに追われるのもなんだかそれっぽくて楽しいです。

気分はエッセイスト、といえば本当にこのところ文字になることが多いのです。発売されたばかりの書籍「あなたがピアノを続けるべき11の理由」でも、私なりの続けるべき理由を話しています。この本、なかなかヒット本になっているそうですよ!
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この本の中で、私にとってのピアノは生きていくためのコミュニケーションツールだーーー!なんて偉そうなことを申し上げておりますが、私のイタリア語すごいんですよ、ほんとに。独学で、しかも大雑把ーにしか勉強していないので、適当に聴いたことがある単語をつなぎ合わせてしゃべっているわけです。生きていくためのブロークンイタリア語を、笑顔混ぜつつ使いまわしてどうにか意志を伝えるという技を身につけてしまったので、修正が難しいです。やっぱりピアノもそうですが基本が大事ですねえ、つくづく。
基本を抜かして適当にやっつけて出来たものは、なかなかそれ以上に成長しないのです。そんな自己嫌悪な毎日、かなりひどいイタリア語をしゃべり続けている私に、ありがたい話が!息子が小学校から「外国人生徒の親のための無料語学クラス募集!」という紙をもらってきたのです。無料ですって!しかも歩いてすぐの小学校で!早速申し込んでみました。来週からそのクラスが始まるんですよ。学校、なんて久しぶりなのでなんだか楽しみです。ってお前何年イタリアに住んでるの?ってかんじですよねぇ。どんなものかまた報告しますね!
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# by kuroakinet | 2011-10-30 06:43

今月はいろんな放送があります!

長い夏休み帰国を終えて、ミラノに戻りました。日本にいる間お世話になった小学校関係の皆様には心より感謝いたします。夏祭りでの焼きそば当番や小学校のメンコ大会で、日本の生活を息子にも体験させることができました!友人RIKKIの故郷、奄美大島の瀬戸の海をたずねることもできました。あまりの美しさに興奮し、うっかり珊瑚で足を切ってしまったのも忘れられない思い出になりそうです。


ミラノに戻って今度はすぐにイタリアの小学校の入学を済ませました。
大きなリュックを背負って、グランビューレというスモッグのようなものを着るんですよ。3月生まれの息子は今ようやく6歳半、日本では早生まれで1年生の中でもちびっこなのですが、イタリアでは同じ学年にまだ5歳のお友達もいるので、大きいほうです。
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ミラノに戻る数日前に、林田直樹さんのネットラジオ番組、カフェフィガロにお邪魔してきました。林田さんとはお話したいことが山のようにあるので、もっぱら収録と称して帰国のたびにおしゃべりの時間を確保させていただいているという感じです。
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しばらくはアーカイブでも聞けるようですのでよろしく!

そうそう、放送といえばいろいろあるようで、明日16日ははイタリア時間の朝9時半からイタリア国営ラジオRAIでブルクミュラーのCDの紹介が。夜9時半からはイタリアの Classica TV でフルートのソニア・フォルメンティと昨年収録したドナトーニが放送されるそうです。ピアニストってあちこち出かけるのが仕事ですが、こうやって後から放送がいろいろあると、なんだか楽させて頂いている気分です。ふふふ。

しかあし!10月のスケジュールがすごいことになっています。
そのことはまた改めて書きます。
そう、例の本の原稿も書かないといけないので本日はこれにて~
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# by kuroakinet | 2011-09-15 20:48

8月23日大塚GRECOライブ情報、そして8月15日朝日新聞夕刊

おっとっと。気が付けば夏休みもばたばたと3分の2が過ぎて、このブログも私の恐ろしい表情の動画がトップに来たままで放置していました。ひょーーーーーっ。早く新しい記事をかいて動画の怖い顔を後ろに追いやらなければ。。。。

さて、帰国してからの私といえば、息子と海に行ったり花火をしたり、朝顔の観察をしたり、日本の夏を堪能しながらも、ドイツから来日の新進気鋭マリンバ奏者布谷史人さんのリサイタルツアーがあったり、若いピアニストたちのレッスンやミニコンサート、コンクールの審査などもあり、時間のやりくりに知恵を振り絞って乗り切ってきました。さてそんな中、ジャズピアニストの新澤健一郎さんからお誘いをうけ、大塚GRECO
「2台ピアノの宴~18pianists 9days~」に参加することになりました!
久しぶりにコード譜のポップなサウンドに身を任せてみたり、大好きなジスモンチの名曲に畏れ多くも手をだしてみたり、他人のフンドシ?に挑戦します!!
新澤くんはベートーヴェンやミヨーに挑戦してくれます!
これまで過去を遡れば、橋本一子さん、三柴理さん、榊原大君、と二台ピアノはいろいろやってきましたが、今回も異種混合的な面白サウンドが生まれそうです。アットホームなライブハウスなので、楽しんで挑みたいとおもいます。

新澤健一郎・黒田亜樹 2台のグランドピアノ at 大塚GRECO
「2台ピアノの宴~18pianists 9days~」に参加します。
大塚グレコのピアノ入替に伴ったグランドピアノ2台を使ってのデュオ週間。

ミヨー/スカラムーシュ 2,3楽章
ピアソラ/Tangata、他
ジスモンチ/7Aneis
スティーブ・ライヒ
ベートーヴェン、オリジナル
それぞれのソロ・コーナー
など、など…

¥3000+オーダー
開場pm7:00 開演pm8:00
予約・問:03-3916-9551
豊島区北大塚1-34-18
JR大塚駅 北口徒歩5分
http://www.greco.gr.jp/


ところで、8月15日朝日新聞夕刊に、ブルクミュラーCD&DVDについての記事が掲載されました。とってもよく書いてくださって、驚きました。あまりに有名な教本ですし、好き嫌い別れるだろうなと覚悟していましたが、ほっとしました!!

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# by kuroakinet | 2011-08-20 09:08 | コンサート

ブルグミュラーエチュード全集DVD こんなのです!

先週はミラノで新しく立ち上げられた若いピアニストのためのコンクールの審査などに携わっていて、慌ただしく過ごしていました。そのこともおいおいゆっくり書きたいのですが、バタバタと過ごしているうちにどうやらぼちぼちとブルグミュラーのDVDが出回っているようです。
先月ミラノでとった簡単なメッセージビデオを貼っておきますね。
貼り付けの静止画像の顔が怖すぎて思わず抹殺したくなりましたが、スタッフが時間を割いて作ってくれたプロモーションメッセージなので抹殺するわけにもいかず。。。とほほ。




なんでこんな疲れ切った顔で映ってしまったかというと、張り切ってイタリア語、英語、日本語とでメッセージを恰好よく決めようとおもって朝から練習していたんですよねー
しかし、いざイタリア語でマイクテストをし始めると、プロデューサーが「AKI...日本語だけでいいんじゃないか?字幕つけるからいいよ」と。がーびーん。私のこの貧困なイタリア語だとつっかえたりいいまちがえたりして時間がかかるからでしょうね。それでがっくりとしながら日本語だけでしゃべったのですが。まあそんなことは演奏には関係ないのでどうでもいいですかね。しかしそのせいで化粧するのわすれました。せっかく考えたイタリア語メッセージを録音する前にあっさり却下されてよほどショックだったのね、わたし。すっぴんだし噛んでるし、当時のサロンの雰囲気なんか思い出せるわけないし(生存してないしなー)メッセージのクオリティわるくてすみません。とほほほほ。
でもCDとDVDがどんな感じなのかの参考にはなるかとおもって、渋々貼ってみました。




というわけでこちらはメッセージなしショートバージョンです。


東音ショップのほか、AMAZON、HMVなどで入手できます!

これまで私がLIMENチャンネルで演奏してきた音源と動画のリンクはこちら

http://limenmusic.info/?page_id=3550

スクリャービン、ドビュッシー、ブゾー二、ピアソラ、ドナトーニ、望月京、杉山洋一などいろいろあります。

というわけで昨日から日本におります。節電と時差ボケのため夜明け前に更新しました。ミラノの新しい国際コンクールのお話や、夏の日本でのコンサートのお話、新しく決まった連載のことなどお知らせしたいことがいっぱいなのでまた夜中(明け方?)に更新しますね。おやすみなさい。
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# by kuroakinet | 2011-06-26 02:37