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マントヴァ室内楽フェスティバル備忘録

皆さま日本の残暑はいかがですか?こちらは2か月ぶりにミラノに帰って、やっと日常生活のペースをとりもどしました。
日本でのいろいろなイベントを振り返って備忘録みたいなものを書いておこうかな。。。と思っていたところに、マントヴァフェスティバル事務局からSTEFANO BOSSI氏撮影の素敵な写真が届いたので、ちと時差がありすぎではありますが思い出話を。

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こちら今年の5月30日、ドゥカーレ宮殿の「鏡の部屋」でヴァイオリンのアルド・カンパニャーリとチェロのフランチェスコ・ディロンとのトリオ。私がイタリアにきて一番最初に共演した大切な長年の仲間です。
二人とも長身で優しくって立ち振る舞いも演奏も洗練されていて、それでいてお茶目で、彼らといると演奏しているときもオフステージでも、ともかくやり取りが楽しいのです。

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マントバフェスティバルはフランスや日本のラフォルジュルネのようなイメージの大きな音楽祭。町のあちこちの劇場や美術館、お城で演奏会が4日間朝から夜まで行われます。出演者たちが集まる食堂にはソッリマ、ロンクイッチ、プロセーダなど人気演奏家が勢ぞろい。あーひさしぶり~と皆で挨拶してばかりで食事がなかなか進みません・・・・そして会場にはアルフレッド・ブレンデル氏のお姿が。晩餐会もご一緒させていただきました。
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下は携帯での撮影ですが日本からこのフェスティバルを聴きに来てくれたみんなと終演後のピース。そういえば、マントヴァフェスのドレスコードはジーンズで演奏すること、なんですよ。なのでみなカジュアル。二年前にチェロの水谷川優子ちゃんと出演したときもジーンズでしたね。優子ちゃんがジーンズで演奏したのってあのときくらいじゃないのかしら。

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BOSSI氏の上の写真に比べると携帯写真は粗いですが、雰囲気は伝わるかな。
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ところで合間に折角だからと駆け足で巡った「テ宮殿」、マントバの領主ゴンザ―ガ家の離宮なのですが、ここの壁画がそれもう言葉を失うほど素晴らしかったのです。マントヴァまでお出かけになることがあったら絶対おすすめします。お薦めはもう一つ。ワインマニアには邪道といわれるかもしれませんがマントヴァといわばランブルスコ。スパークリングの赤ワインです。上品な寝かせたワインも素敵だけれど、ちょっと暑い日などは日が暮れる前に軽ーく一杯、ランブルスコ。マントヴァならこれがワイナリーではなくてもサラミ屋さん、パン屋さんなどに売っていて、冷えたのを買うとその場であけてくれて紙コップまでくれるんです。みんなで路上で一杯・・・こんなのも音楽祭ならではの醍醐味。マントヴァフェスは二年前の水谷川優子ちゃんとデュオ、その前にもソロで二度ほど別の音楽祭に伺っているのでもう4回目。玄人な楽しみ方ができるようになってきました~。。。。
しかーし、珍道中クロアキはマントバでもやらかしてしまいまして、ブレンデル氏らとの会食会をいそいそと退散してあわてて駅に向かったのに、目の前でミラノ行最終電車が去ってしまい、延泊するはめに。夫と息子にあきれられたことは言うまでもありません。朝五時の始発電車でミラノに戻りましたが息子のお弁当の準備に間に合う時間には家につけませんでした・・・・
今後マントヴァに行くたびに最終電車を見送ったトホホな気分を思い出すことでしょう。

ということで季節外れのレポートその1でした。


コンサート情報(日本)
10月29日 19時 東京オペラシティリサイタルホール 高橋悠治作品演奏会
12月27日 19時 フェニーチェ堺 杉山洋一プロデュース 武満徹室内楽名品選




by kuroakinet | 2019-09-08 07:40 | ミラノ日記
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