7月2日の公演・・・・こちらも決して忘れたくない今夏の一大イベントだったので、 写真と当日のプログラムノートを貼っておこう。 ![]() 僕が聴きたかったのはこれだったんだ。ありがとう、AKI」 キース・エマーソン 2004年ロンドン ・・・・・・・・ キース・エマーソンはロックの中にクラシックやジャズや現代音楽 オペラの殿堂パルマレッジョ劇場で同じ年にイタリア初演を行いま 東京現音計画のプログラム監修を考えたとき、真っ先に東京の仲間 レッジョ劇場で共に初演をしたバイオリンのアルド・カンパニャー 東京現音計画がいつにも増してゲンダイオンガクから飛び出す一夜 7月2日 黒田亜樹 ![]() なんと、タルカスを以前二台ピアノで共演したスーパーピアニスト三柴理さんが駆け付けてくださいました。以前よりさらにロックだったよ!と音符のプリントシャツで久しぶりに会っても素敵な三柴さん♥ ![]() ロックファンも現代音楽マニアも両方が喜んでくれる演目を、とフランチェスコとともに考えた曲目一覧はこんなメニュー。 ディヴィッド・ラング《リトル・アイ》(1999)チェロソロと シモン・ルフラー《セプテンバー 08》(2008)キーボード シモン・ステン=アナーセン《Next to Beside Besides》(2003/2006)東京現音計画版 ケイト・ムーア《ヴェルヴェット》(2010)チェロ、ピアノK.エマーソン – M.ピサーティ《ゾーン=タルカス》(2004) 東京現音計画版 前半のフランチェスコ&黒田亜樹セレクトの曲目解説については、フランチェスコご夫人で音楽学者の エレナ・アッバードが詳細に書いてくれました。(解説について私とフランチェスコが問答をしていたら何時の間にか横でプロの彼女が原稿を仕上げてしまっていたとい顛末です・・・笑)こちらも力作なので貼っちゃおう! Genon Project curated by Aki Kuroda and Francesco Dillon, Tokyo, 2nd July 2019 今日は、師弟関係にある二組の作曲家の作品を通して、現代音楽の 先ず、ヨーロッパで最も新しく顕著な傾向を、デンマークの作曲家 ステン=アナーセンに学んだ、同郷のシモン・ルフラー ( 1981年コペンハーゲン生) の作品を聴いていただきたい。彼らは音楽を通して、演奏や、音楽 その姿勢はステン=アナーセン《Next to Beside Besides》(2003/2006)で見て取れる。 このモジュール形式による作品は、さまざまな編成のための「翻訳 この原型となる作品《Beside besides》 (2003),は、一種の演出的「翻訳」を生み出す、音を生み出 楽器毎にそれぞれ番号が割り振られている「翻訳」群は、二重奏、 (#0),、サックス独奏(#2)打楽器独奏 (#4)を同時演奏する。 歪んだ音を発生させるキーボードのためのシモン・ルフラー《セプ 08》の題名は作曲時期を表す。反復やリズミックな細かいクラス ルフラー作品もステン=アナーセンに等しく、演奏時の音楽家の身 一方、ヨーロッパを離れ、アメリカやオーストラリアに集中的に見 ラングはニューヨーク楽派に属し、ライヒのミニマリズムを最も直 作品はラングがレジデンス作曲家としてイタリア滞在中に、フラン 「リトル・アイ」は、ケート・ムーアのチェロとピアノとの二重奏 これら全ての作品が日本初演である。 エレナ・アッバード Elena Abbado クロアキは節目の年齢になったわけですが、自分のこれまでの活動をまとめ、そして次へ向かう方向を照らすようなコンサートが出来ました。おかげさまで大入り袋が出ました!みなさまありがとうございました。
by kuroakinet
| 2019-09-15 09:08
| コンサート
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黒田亜樹(piano)
東京芸術大学卒業後、イタリア・ペスカーラ音楽院高等課程を最高位修了。 フランス音楽コンクール優勝。ジローナ20世紀音楽コンクール現代作品特別賞受賞。現代音楽演奏コンクール優勝、朝日現代音楽賞受賞。卓越した技術と鋭い感性は作曲家からの信頼も高く、「ISCM世界音楽の日々」「現代の音楽展」「サントリーサマーフェスティバル」「B→Cバッハからコンテンポラリー」など、主要な現代音楽演奏会にて内外作品の初演を多数手がける。ビクターより「タンゴ・プレリュード」「タンゴ2000」をリリース。タンゴの本質を捉えた表現と大胆なアレンジは各方面で注目された。2013年にはバンドネオン奏者の小松亮太氏とともにピアソラ作曲オペラ『ブエノスアイレスのマリア』を、ピアソラ元夫人で歌手のアメリータ・バタールを迎え完全上演し話題を呼んだ。国外ではサルデーニャのSpazioMusica現代音楽祭でブソッティ作品の初演、パルマのレッジョ劇場でキース・エマーソンの代表作「タルカス」を現代作品として蘇演、シチリアのエトネ音楽祭出演などイタリアを中心に活動。 作曲家・植松伸夫と浜渦正志の指名により録音した「PianoCollectionsFINALFANTASY」やイタリアLIMENレーベルよりリリースした「ブルクミュラー練習曲全集」のDVDによっても、世界中のファンに親しまれている。 2014年アメリカのオドラデクレーベルより「火の鳥」~20世紀音楽ピアノのための編曲集リリース。イギリスBBCミュージックマガジンにて五つ星、レコード芸術誌にて特選盤に選ばれる。「東京現音計画」メンバーとしてサントリー芸術財団第13回佐治敬三賞受賞。ミラノ在住。ht t p:// k u r o a k i. n e t 公式サイト・クロアキネット 以前の記事
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