一泊二日で港町ペスカーラヘ行って来ました。私がイタリアに通うきっかけになったメッツエーナ先生が住んでいらっしゃる街です。ミラノからは特急でも5時間かかるけれど、日本で新幹線の5時間乗るよりも疲れないのは何故かしら。
先生はご高齢なのに相変わらずお元気で、途中コーヒー休憩を挟みつつも午後3時から7時までレッスンぶっ通し。昨日はアゴスティ編曲の「火の鳥」をみっちりと。リサイタルで一度弾いているとはいえ、まだまだあちこち音色もペダルも工夫する余地あり。編曲者アゴスティはメッツエーナ先生とも近いイタリアの歴史的ピアニストで名教師。そのせいもあるのか、先生もこの編曲に偉く触発されているご様子。でも、ほんとに良くできているけど弾く立場からすれば難しすぎるーこの編曲。でもこれ絶対十八番にしたい!7月の故安川加寿子先生の記念の演奏会と、スイスのリサイタルで二回本番で弾けるので、楽しみでもあり、ちょっと恐ろしくもあり。
by kuroakinet
| 2006-06-14 06:43
| ミラノ日記
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黒田亜樹(piano)
東京芸術大学卒業後、イタリア・ペスカーラ音楽院高等課程を最高位修了。 フランス音楽コンクール優勝。ジローナ20世紀音楽コンクール現代作品特別賞受賞。現代音楽演奏コンクール優勝、朝日現代音楽賞受賞。卓越した技術と鋭い感性は作曲家からの信頼も高く、「ISCM世界音楽の日々」「現代の音楽展」「サントリーサマーフェスティバル」「B→Cバッハからコンテンポラリー」など、主要な現代音楽演奏会にて内外作品の初演を多数手がける。ビクターより「タンゴ・プレリュード」「タンゴ2000」をリリース。タンゴの本質を捉えた表現と大胆なアレンジは各方面で注目された。2013年にはバンドネオン奏者の小松亮太氏とともにピアソラ作曲オペラ『ブエノスアイレスのマリア』を、ピアソラ元夫人で歌手のアメリータ・バタールを迎え完全上演し話題を呼んだ。国外ではサルデーニャのSpazioMusica現代音楽祭でブソッティ作品の初演、パルマのレッジョ劇場でキース・エマーソンの代表作「タルカス」を現代作品として蘇演、シチリアのエトネ音楽祭出演などイタリアを中心に活動。 作曲家・植松伸夫と浜渦正志の指名により録音した「PianoCollectionsFINALFANTASY」やイタリアLIMENレーベルよりリリースした「ブルクミュラー練習曲全集」のDVDによっても、世界中のファンに親しまれている。 2014年アメリカのオドラデクレーベルより「火の鳥」~20世紀音楽ピアノのための編曲集リリース。イギリスBBCミュージックマガジンにて五つ星、レコード芸術誌にて特選盤に選ばれる。「東京現音計画」メンバーとしてサントリー芸術財団第13回佐治敬三賞受賞。ミラノ在住。ht t p:// k u r o a k i. n e t 公式サイト・クロアキネット 以前の記事
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