子育てとか充電には、イタリアの長い一日はとてもいいみたい。私はキャラクターがあっけらかんとして見えるせいか、ちっとも悩みなんかないでしょう、とよく言われるけれど、実は本番が続いたあとなんかに、突如ブラックホールのような鬱々とした日々が襲って来たり、正体不明の自己嫌悪に襲われたり、よくするのです。でも、出産で体質が変わったのか、イタリアが陽気な土地だからなのか、最近は自己嫌悪は相変わらずあるんだけれど、それが酷くならずに済んでます。このところ、ちょっと書きたい曲が浮かんだりしているし。周りがあまりにも優秀な作曲家ばかりなので、演奏意欲は沸いても創作意欲はどこか遠くに何年も消えていたのだけれど。
![]() このボールいっぱいのさくらんぼうは、うちの中庭で採れたもの。階下のガラスやのおじさんが、いま摘んだばかりだからもってゆきな、と出会いがしらくださいました。さすが採れたて、甘くって子供も大喜び。
by kuroakinet
| 2006-06-17 12:47
| ミラノ日記
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黒田亜樹(piano)
東京芸術大学卒業後、イタリア・ペスカーラ音楽院高等課程を最高位修了。 フランス音楽コンクール優勝。ジローナ20世紀音楽コンクール現代作品特別賞受賞。現代音楽演奏コンクール優勝、朝日現代音楽賞受賞。卓越した技術と鋭い感性は作曲家からの信頼も高く、「ISCM世界音楽の日々」「現代の音楽展」「サントリーサマーフェスティバル」「B→Cバッハからコンテンポラリー」など、主要な現代音楽演奏会にて内外作品の初演を多数手がける。ビクターより「タンゴ・プレリュード」「タンゴ2000」をリリース。タンゴの本質を捉えた表現と大胆なアレンジは各方面で注目された。2013年にはバンドネオン奏者の小松亮太氏とともにピアソラ作曲オペラ『ブエノスアイレスのマリア』を、ピアソラ元夫人で歌手のアメリータ・バタールを迎え完全上演し話題を呼んだ。国外ではサルデーニャのSpazioMusica現代音楽祭でブソッティ作品の初演、パルマのレッジョ劇場でキース・エマーソンの代表作「タルカス」を現代作品として蘇演、シチリアのエトネ音楽祭出演などイタリアを中心に活動。 作曲家・植松伸夫と浜渦正志の指名により録音した「PianoCollectionsFINALFANTASY」やイタリアLIMENレーベルよりリリースした「ブルクミュラー練習曲全集」のDVDによっても、世界中のファンに親しまれている。 2014年アメリカのオドラデクレーベルより「火の鳥」~20世紀音楽ピアノのための編曲集リリース。イギリスBBCミュージックマガジンにて五つ星、レコード芸術誌にて特選盤に選ばれる。「東京現音計画」メンバーとしてサントリー芸術財団第13回佐治敬三賞受賞。ミラノ在住。ht t p:// k u r o a k i. n e t 公式サイト・クロアキネット 以前の記事
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