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高橋悠治作品演奏会I/歌垣

12月29日、東京オペラシティリサイタルホールにて、高橋悠治"ピアノとオーケストラのための作品「歌垣」"を蘇演します!もはや聴くことも楽譜を見ることも叶わないのか・・・という幻だった「歌垣」。世界のどこかにあるはず、、、と楽譜を探す長い旅を経て、ついに29日にその音に巡り合うことができます!ちなみにピアノパートはクロアキです・・・悠治さんは新作と新作指揮でご登場予定です!!


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作曲家、ピアニスト高橋悠治。
小澤征爾指揮による武満徹「アステリズム」、ルーカス・フォス指揮によるケージ「プリペアード・ピアノのためのコンチェルト」、コンスタンティン・シモノヴィツとのクセナキス「エオンタ」など、名盤と呼ばれる録音を世界各地のオーケストラと残し、自身も小澤征爾のために「オルフィカ」という大オーケストラ作品を書きました。その高橋悠治が現在までに作曲したピアノとオーケストラのための協奏曲的性格の作品は、71年に作曲された「歌垣(カガヒ)」しかないのです。(高橋悠治は、ピアノの独奏作品はたくさん書いています。)


歌垣は、1971年4月にアメリカ・カリフォルニアのオーハイ音楽祭で、作曲者のピアノ独奏、サミュエル・ゲルハルト指揮、ロサンジェルスフィルで初演された後、1978年香川で収録された音楽番組「オーケストラがやって来た"Yujiがピアノを剥ぐ"」のなかで、作曲者のピアノど奏、山本直純指揮、大阪フィルによって日本初演された後、楽譜の所在がわからない状態も長く続いていました。
出版社や世界中の演奏家たち、世界各国の図書館をあたるうちに、ニューヨーク公共図書館に一部ファクシミリが残っていることを発見。作曲家大西義明氏によって校訂、再浄書されて今回の演奏が可能となりました。
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713年「常陸国風土記」における筑波の歌垣が、発想の原点だそうです。

「桜が咲くころ、紅葉が深まるころ、神へのお供えとともに、男女は手に手を取り合い連立って山に登り愉しみ遊び、歌垣に集い歌を歌う」

高橋悠治の「歌垣」は、ピアノとオーケストラが全て書かれたスコアは存在しません。ピアノが歌えば、オーケストラは別の歌を返します。オーケストラが歌えば、ピアノはまた別の歌で返事をかえします。
演奏時間は未定。クセナキスにならってゲーム理論に基づいて作曲されているそうですが、作品の性質も気質もクセナキスとはまるで違って、互いに寄り添うような音がするはず・・・

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大西氏による素晴らしい浄書譜!
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図書館で発見された手書き譜のファクシミリ!
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by kuroakinet | 2018-12-23 20:05 | コンサート